ARCHIVE STYLING Vol.15
スタイリスト高橋ラムダ氏による アーカイブファッションの新解釈


Shirts : VETEMENTS (2018S/S) /
Pants : PALACE (2018S/S)
全身をハイブランドだけでガチガチに固めた成金親父になってはいけない。とはいえ、全身をストリートブランドだけで固めた中学生みたいな格好もしてはいけない。目指すべきは、ラグジュアリーなブランドはよりカジュアルに、ストリートブランドはよりリュクスに着こなせる人。そんな人を“お洒落な人” 、“センスが良い人”というのだと思う。今なお高い人気を誇るロンドン発のスケートブランドPALACE SKATEBOARDSも、どうせ着るなら上品に着こなしたい。何も難しいことはない。例えばインナーにシャツを合わせるだけで、グッと知的で品のある印象を与えてくれる。シャツはペーシックなものでも良いが、どうせならVETEMENTSのストライプシャツのようにより感度の高いものを選んで欲しい。
高橋 ラムダ/LAMBDA TAKAHASHI
2005年より白山春久氏に師事し、08年に独立。スタイリストとしてのキャリアをスタート。白山事務所所属。
オリジナリティあふれるスタイリングは国内外問わず支持を集め、雑誌やカタログ、パリコレクションなど、その仕事は多岐に渡る。2017A/Wより自身のブランド〈R.M GANG〉もローンチ。
Direction&Styling_ LAMBDA TAKAHASHI
Photography_ SHUNYA ARAI