ARCHIVE STYLING Vol.22

スタイリスト高橋ラムダ氏による アーカイブファッションの新解釈

スタイリスト高橋ラムダ氏によるアーカイブスタイリング
Jacket : BALENCIAGA (2017A/W)
Vest : A-COLD-WALL (2018A/W)
Hoodie : A-COLD-WALL (2018S/S)
Pants : RAF SIMONS (2014A/W)

デムナ・ヴァザリアによる2017A/WのBALENCIAGAのオーバーサイズジャケットに、2015年にスタートしたロンドン発のブランドであるA-COLD-WALL*のベストとフーディーをレイヤード、ボトムには2014A/WのRAF SIMONSのコットンパンツを合わせた今のムードを象徴するようなスタイリング。どれもアーカイブとは言いがたい昨今のアイテムだが、「マルジェラ時代のHERMES」や「初期のNUMBER (N)INE」といったように、20年後、30年後に「デムナ時代のBALENCIAGA」や「初期のA-COLD-WALL*」として脚光を浴びるかもしれない。“アーカイブ”という概念が確率された今、その視点から同時代のアイテムを捉えてみるのもまたファッションの新たな楽しみだと思う。

高橋 ラムダ/LAMBDA TAKAHASHI

2005年より白山春久氏に師事し、08年に独立。スタイリストとしてのキャリアをスタート。白山事務所所属。
オリジナリティあふれるスタイリングは国内外問わず支持を集め、雑誌やカタログ、パリコレクションなど、その仕事は多岐に渡る。2017A/Wより自身のブランド〈R.M GANG〉もローンチ。

Direction&Styling_ LAMBDA TAKAHASHI
Photography_ SHUNYA ARAI


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