ARCHIVE STYLING Vol.11
スタイリスト高橋ラムダ氏による アーカイブファッションの新解釈
同じブランドでもシーズン別のアイテムを組み合わせて着ることができるのは、アーカイブを持っている者ならではの特権だ。今回はRAF SIMONSのアーカイブを大胆にレイヤード。2006A/Wのフーディーの上から2004A/Wのロングニットを合わせ、アウターにはゆったりとしたサイズ感のピーコートをチョイスした。一つ一つがクセの強いアイテムだが、まとまって見えるのは同一ブランドゆえにアイテムが持つ空気感が統一されているから。ハイボリュームな上半身をより強調すべく、ボトムにはMaison Margielaの細身のジャージーパンツを合わせている。全体的にダークトーンのコーディネートなので、足元は目を引くカラーリングのスニーカーを合わせてアクセントに。
高橋 ラムダ/LAMBDA TAKAHASHI
2005年より白山春久氏に師事し、08年に独立。スタイリストとしてのキャリアをスタート。白山事務所所属。
オリジナリティあふれるスタイリングは国内外問わず支持を集め、雑誌やカタログ、パリコレクションなど、その仕事は多岐に渡る。2017A/Wより自身のブランド〈R.M GANG〉もローンチ。
Direction&Styling_ LAMBDA TAKAHASHI
Photography_ SHUNYA ARAI