ARCHIVE STYLING Vol.20
スタイリスト高橋ラムダ氏による アーカイブファッションの新解釈

Inner : RAF SIMONS (2001A/W) /
Pants : COMME des GARÇONS HOMME PLUS (Unknown)
モード界は長年メインストリームであったストリートから、徐々にテイラードにシフトチェンジしつつある。どうせなら今のうちにジャケットスタイルに挑戦しておきたい。ただ、今ジャケットを選ぶならどんなジャケットを選ぶべきか。おすすめは、クラシック過ぎないユニークなデザインのもの。2008A/WにYohji Yamamoto Pour Hommeが発表したピークドラペルのジャケットは、あえて肩を落とし、袖丈を短くしたまさに今のムードにうってつけの一枚だ。インナーには2001A/WのRAF SIMONSのボーダーカットソー、ボトムスにはCOMME des GARÇONS HOMME PLUSのボーダーパンツを、あえて派手な柄のボーダーを組み合わせることによって、それを抑えるジャケットの存在感がより引き立つようなコーディネートになっている。足元には同系色のスニーカーを合わせ、抜け感をプラスした。
高橋 ラムダ/LAMBDA TAKAHASHI
2005年より白山春久氏に師事し、08年に独立。スタイリストとしてのキャリアをスタート。白山事務所所属。
オリジナリティあふれるスタイリングは国内外問わず支持を集め、雑誌やカタログ、パリコレクションなど、その仕事は多岐に渡る。2017A/Wより自身のブランド〈R.M GANG〉もローンチ。
Direction&Styling_ LAMBDA TAKAHASHI
Photography_ SHUNYA ARAI