ARCHIVE STYLING Vol.23
スタイリスト山口翔太郎氏による アーカイブファッションの新解釈

Blouson : VETEMENTS × Reebok (2017S/S) (KOMEHYO) /
Pants : Maison Margiela (2014A/W) (KOMEHYO)
先シーズンに引き続き、この秋冬シーズンもランウェイではテーラードスタイルが数多く登場していた。まさしく時代はテーラードへと移行している。では、どのようなテーラードを着るべきか? その答えの一つがSupremeのテーラードだ。ストリートブランドだからといってあなどってはいけない。むしろNYストリート発のSupremeが手がけているからこそ、ミラノやロンドンに決して出せないモダンな雰囲気や遊び心を備えているのだ。このレザージャケットも、きわどいボルドーカラーにオーバーサイズシルエットと、Supremeならではのユニークでクールな一着に仕上がっている。インナーにはVETEMENTS × Reebokのロングスリーブブルゾンを、ボトムスにはMaison Margielaのコットンパンツを合わせ、ワントーンで統一した。VETEMENTSやMaison Margielaと合わせても違和感なくマッチするのがSupremeのテーラードの素晴らしさ。この秋冬はストリートブランドが手がけるテーラードがマストアイテムになってきそうだ。
山口 翔太郎/SHOTARO YAMAGUCHI
1987年 京都府生まれ。YOSHI MIYAMASU氏に師事し、11年に独立。スタイリストとしてのキャリアをスタートさせる。『Them Magazine』『TANK Magazine』『FIGARO JAPON』『MilK JAPON』などのファッション誌他、ファッションカタログや広告、セレブリティなど多岐の分野にわたって活躍している。メンズやレディース、キッズからジュエリーまで、ジャンルの垣根を超えた仕事が特徴。現在eight peace所属。
STOCKLIST
KOMEHYO 新宿店 ANNEX
TEL : 03-5379-3288
ADDRESS : 東京都新宿区新宿3-19-7 らんざんビルB1F-4F
Direction&Styling_ SHOTARO YAMAGUCHI
Photography_ YUJI FUKUHARA