ARCHIVE STYLING Vol.04
スタイリスト髙田勇人氏によるアーカイブの新解釈

Inner:Supreme(2011A/W) /
Pants:Maison Margiela(Early 2000's)
“ミニマリズムの魔術師”ヘルムート・ラング。もはやアーティストとなった彼がファッション界へ復帰する可能性はゼロに等しいため、ラング自身が手がけた時期のHELMUT LANGは本当に貴重だ。見つけたら迷わず買っておきたい。1998A/Wのミリタリーコートも、彼独自の美学が宿った素晴らしい一着に仕上がっている。ミニマムで洗練されたコートだからこそ、インナーにはSupremeの総柄シャツを、足元にはMaison Margielaの“ペンキスニーカー”を合わせて遊び心を加えた。カジュアルながらもアートを感じる知的なコーディネイト。
髙田 勇人/HAYATO TAKADA
1985年生まれ。スタイリスト祐真朋樹氏に師事し、2016年独立。
国内外のファッション誌やカタログ、アーティストのスタイリングを中心に活動している。
Photography_ YUTO KUDO
Styling_ HAYATO TAKADA